さがみの日記

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help RSS 野口久光・「香り立つフランス映画ポスター」

<<   作成日時 : 2009/12/30 18:21   >>

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1895年巴里の地下サロンでシネマトグラフで投写された映像が、映画の誕生という。
戦前の映画は動く絵さえ見る機会がないが、展示されているポスターからまさに香り立つ時代の雰囲気に酔わされる。
館内に東和映画というヨーロッパの輸入映画の一部分が上映されていた。
女性の服装、仕草に興味をもってみた。
ヨーロッパの女性は薄いシフォンやゴースで襟元を飾り、大人もパフスリーブでしなやかで愛らしい。
思春期にみたのはアメリカ映画が多く、豪華絢爛なアメリカの社交界のシーンや女性のファッションに、アメリカ人は美男美女しかいないと思わされた。
大きくなってアメリカ人を見る機会に、あの銀幕にいた人たちとかけ離れ、きさくで開放的なところにギャップを感じたものだ。
フランス映画は難解だと母がいっていたが、町の映画館でヨーロッパ映画を見る機会はなかった。
たぶんキネマ旬報などの雑誌で、野口久光のシネマアートをみていたかもしれない。
なつかしさと憧れで、このポスター展は堪能した。
レタリングの文字体のあたたかさ、映画のシーンを思い描かせる的確なポスターに、タイムスリップをして楽しんだ。
手書き文字のおしゃれは、「黒いオルフェ」の「オ」がおどっている。
「二重の鍵」の「二」は鍵が二本並んでいる。
「女」の文字も主人公によってちがう。
主人公たちの強い瞳、見つめられたらとろけそうな女性のまなざし、くらくらしそうないい男。
みていて飽きない魅力があり、何度か会場をめぐってみたりした。
親しみを持ったのは、「赤い風船」
・・・孤独な少年の夢と願い!フランスが誇る珠玉の芸術篇
・・1956年カンヌ映画祭特別グランプリ受賞・・
アット、少年が風船をもったままそらへと運ばれるシーンをおもいださせる。
もうひとつは「旅情」だ。
水色の空にヴェネチアのラグーナとゴンドラ、キャサリーンヘップバーンの髪に白いクチナシが一輪。
1964年再上映版のポスターだそうだ。
原画も展示されてあり、レトロですてきだった。
圧巻は「大人は判ってくれない」だ。
黒いとっくりのセーターに顔を沈める少年。この視線・・思春期だ。
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憧れの女優に若き日のポートレートを渡すシーンが掲げられていた。、
この時女優は92歳、野口さんは79歳。
幸せな瞬間を想像できる。
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