ヨコハマポートサイド公園「アート縁日」

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                        工房陶夢 渡辺光江
友人から出展の案内の葉書がきたので会場のヨコハマポートサイド公園へ出かけた。

ランドマークはどこにあるのか?
久しぶりに横浜駅東口から地上にでて港に臨むと、新しい大きなビルが林立していた。
前日の嵐がおさまり青空をいただいて青と白のテントの列が風にはためいていた。

友人は中年を過ぎてから愛知の陶芸の学校に入り勉強をしたという。
仕事や用事の合間にトルコやインドへ奉仕活動に出向くという行動派で、その精神が作品にも顕れているかと楽しみにした。
3年ぶりの彼女は笑顔満面で、信楽や備前を中心に入魂の作品を並べていた。

出展している人達はおおらかで、椅子に座って「よければどうぞ」と声をかける。
こちらもしゃがみこみ、おもしろそうなブースで品定めをした。
天気がよいので港の眺望もなごんでいる。
時折通る貨物をのせた色つきの列車は絵画の被写体になるだろう。
結婚式を挙げたばかりの一群があらわれ港のビル郡を背景に写真撮影をしていた。
花嫁のきれいな背中がまぶしい。
会場の奥に横浜中央卸売市場のテントがあり、冷えた果実を売っていた。
果汁のしたたるパイナップルの串刺しをほおばった。

友人の20年来の友が皮製品を出している、というブースをのぞいてみた。
ヘビーな作品が多いので珍しくおもしろくみた。
店長らしき人はテントから離れた場所で足を組みあおむけになって昼ねをしていた。
「割りと安く値段がついていますね」と聞くと「私の飲み代になれば好いと思って」という返事。

フリース素材でマフラーを作っているコーナーではアイデアと色使いの楽しさに感心した。
長いマフラーの先をへびのヘッドに似せてユーモラスに仕立てていた。
フリースやフェイクファーで作った帽子は可愛く、小さい子が近くにいれば私も夢中で作るだろうと思った。

ガラス細工の色使いはポップで楽しく、作者の色彩感覚のセンスに好感をもった。
客との会話の中から得る情報も糧になるだろうなと思いながら、他の人の会話にも頷いて聞いた。

夕方になるとぐんと冷え込んできて、帰り道はシーバス乗り場からそごう経由をめざした。
久しぶりの大きな晴れた夕暮れの空は気持ちよく、貨物列車はシルエットになり表情をかえていた。
そごうの2階のテラスで歓声が聞こえる方向をみると、海の上のピンクとブルーの空におおきな月が懸かっていた。
市井のアーティストの作品を地上にみ、秋晴れのやさしい風情の港の日暮れの景色に和んだいい一日だった。

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この記事へのコメント

2006年11月05日 16:50
信楽でしょうか、風情のあるお茶碗。
お抹茶の濃い緑がいかにも映えそうな景色、あけぼの色です。
さしてあるのは山茶花ですか?
信州で、この花を見ることはまずありません。
山茶花に白い花があるのかも知らないまま、しみじみとお写真を拝見いたしました。


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